こんにちは、中小企業診断士のヒロです。
お店や会社の顔とも言えるホームページ。ところが、せっかく作っても「活かせてない」「効果がない」という声もよく聞きます。
でもそれ、ホームページの“作り方”や“活かし方”にちょっとした落とし穴があるかもしれません。
今回は中小企業診断士として、実際に現場でよく目にする“ホームページの失敗パターン”と、それに対する具体的な対策をご紹介します。
「うちも当てはまってるかも…」と気づけたら、今日から少しずつ直していきましょう。
それだけで、あなたのホームページが「ちゃんと見られる」「ちゃんと効果が出る」ものに近づきます!
情報が古いまま放置されている
ホームページって、一度作ったら安心しちゃいがち。でもそれ、意外とお客さんにバレてます。
はっきり言います。情報が古いホームページは信用を失う原因になります。
「最後のお知らせが3年前…」「閉店した店舗がまだ載ってる…」なんて状態、実はよくあるんですが、これってホームページの信頼感を一気に下げてしまうんです。
失敗事例
- 「お知らせ」欄の最新が3年前のイベント
- 閉店した店舗がまだ載っている
- 価格改定したのに、古い金額のまま掲載
問題点
「この会社、今もちゃんとやってるの?」と不安にさせてしまい、問い合わせや採用のチャンスを逃す可能性があります。
特に初めて見る人にとって、「情報が古い=信頼できない」と感じられてしまいます。せっかくの良い商品やサービスも、スタート地点でスルーされてしまってはもったいないですよね。
対策
- 更新頻度を最小限にしても問題ない構成にする(例:ブログ機能をつけない)
- 更新しやすいCMS※(たとえばペライチなど、直感的に操作できるサービス)を選ぶ
- 最低でも年に1回、情報の棚卸しを習慣にする(決算期に見直すのもおすすめ)
※CMS(コンテンツ・マネジメント・システム):専門知識がなくても、自分でホームページの文章や画像を簡単に更新できる仕組みのこと。
スマホ対応していない
パソコンではちゃんと見えるホームページでも、スマホで開いたら文字が小さすぎて読めない、ボタンが押しにくい、メニューがぐちゃぐちゃ…。こんな状態、思い当たる方も多いのではないでしょうか?
実際、業種によってはアクセスの8~9割がスマホというケースもざらです。
スマホで快適に見られないだけで、「この会社、ちょっと古そう…」「めんどくさいからもういいわ」と離脱されてる可能性、大いにあります。
失敗事例
・スマホで見ると文字が小さくて読めない。ピンチイン・ピンチアウトが必須。
・ボタンが小さすぎて、うっかり別のとこ押してイライラ → 離脱…。
問題点
スマホでちゃんと見られないだけで、「なんか古いな…」「不便やな…」と悪印象を与えたり、せっかくの問い合わせや来店のチャンスを逃すことにもつながります。
対策
・スマホ対応(レスポンシブ)のテンプレートやCMSを使うのがマスト
・作ったあと、必ず自分のスマホで表示チェック!(iPhoneとAndroid、両方あるとベスト)
・可能なら、家族や友人にも触ってもらってフィードバックをもらうと◎
アクセスが少ない・検索に出てこない
「Googleで自分の会社名やお店の名前を検索してみて!」って言われて検索したら、全然出てこない…そんな経験ありません?
せっかく作ったホームページ、誰にも見つけてもらえなかったら、作った意味がありませんよね。
失敗事例
- Googleで店名を入れても全くヒットしない
- お客様や知り合いにもホームページのURLが伝わっていない
問題点
ホームページは「作っただけ」で満足してはいけません。ちゃんと見つけてもらえる工夫をしないと、宝の持ち腐れになってしまいます。
対策
- 検索されやすいキーワード(たとえば「○○市+業種」)をトップページにしっかり入れてSEO対策を行う
- Googleビジネスプロフィールに無料で登録し、地域検索に強くする
- SNSや名刺、チラシ、LINE公式アカウントなど、あらゆる手段でURLを周知する
デザインが古い・読みづらい
デザインが古い・読みづらい問題は意外に見落とされがちですが、ホームページの第一印象を大きく左右します。見た目が古かったり、文字が読みにくかったりすると、せっかく訪れたお客さんもすぐ離脱してしまいます。特に若い世代はビジュアルの印象で会社の信頼度を判断することも多いので、デザインの見直しはとても重要です。
失敗事例
- 文字がギラギラした背景に重なっていて読みにくい
- 文字が小さくて高齢者が見づらい
- 色使いや写真のセンスが時代遅れで古臭い印象を与える
問題点
見た目の印象で「古くさい会社」と判断されることがあります。特に若い世代はビジュアルの印象で企業イメージを決める傾向が強いです。
対策
- テンプレート選びで9割が決まるため、洗練されたデザインのものを選びましょう
- 文字は大きめにし、余白を十分にとって読みやすくする
- 写真はできるだけプロに撮ってもらうか、スマホで綺麗に撮る簡単なコツを学ぶ、もしくはフリー素材でも質の高いものを使うのがおすすめです
スマホでも綺麗に撮影する簡単な技法については、以下の記事で詳しく紹介しています。
目的が不明確・何をしてる会社かわからない
ホームページを見て「何の会社か分からない…」ってなったら、それだけでお客さんは離れてしまいます。特に最初の数秒で「ここは自分に関係あるのか?」が伝わらないと、訪問者はすぐに別のサイトへ行ってしまうリスク大です。だからこそ、会社の目的やサービスがわかりやすく伝わることが重要なんです。
失敗事例
- 「こだわり」や「理念」が長々と書かれているが、何をしている会社かわからない
- 訪問者が最初の5秒で離脱してしまう
問題点
パッと見て「誰に、何を、どう提供しているか」がわからないと、訪問者はすぐに離れてしまいます。最初の数秒で会社の目的やサービスが伝わらないと、機会損失になるリスクが高いです。
対策
- ターゲットの目線で情報を整理する(自社都合ではなく、訪問者が知りたいことを優先する)
- トップページの冒頭に「一言キャッチコピー」+「主な提供サービス」を明確に掲載する
お問い合わせフォームが使いにくい/ない
ホームページを見て「ちょっと問い合わせしてみたいな」と思ったとき、問い合わせがスムーズにできないと、そのまま諦められてしまうことが多いです。せっかく興味を持ってもらっても、連絡手段が使いにくかったら機会を逃してしまうことになります。
失敗事例
- フォームが長すぎて途中で面倒になる
- メールアドレスしか載ってなくて問い合わせのハードルが高い
- スマホから見るとフォームが見切れて送信できない
問題点
問い合わせが簡単にできないと、訪問者はすぐに離脱してしまう。特にスマホユーザーにはストレスが大きく、チャンスを逃してしまう原因に。
対策
- LINE公式アカウントの併用もおすすめ
- 必須項目は最低限に絞る(名前・連絡先・問い合わせ内容)
- スマホ対応のフォームを必ず設置する
管理を業者に丸投げしすぎて、動かせない
ホームページを作るときに業者に任せるのは問題ないのですが、あまりにも丸投げしすぎて自分たちで管理や更新が出来ない状態になるのは大問題です。何かあったときにすぐ動けないと、会社の大事な資産が宝の持ち腐れになりかねません。
失敗事例
- 業者に任せっきりでログイン情報すら把握していない
- 更新したくても業者と連絡が取れない、あるいは高額請求される
問題点
ホームページが「自社の資産」ではなく「業者の管理物」になってしまい、会社として自由に活用できなくなる。
対策
- 更新だけでも自社でできるように、メンテナンス研修やマニュアル作成を受けるのもおすすめ
- 契約時に「ドメイン・サーバー・CMSの管理権限」を必ず確認しておく
- WordPressなどを使う場合でも、できるだけ自社で操作できるよう業者に説明してもらう
ホームページの役割がチグハグ
ホームページはただ作るだけじゃなくて、「何のために作るか」「誰に何をしてほしいか」が超大事です。ここがブレると、せっかくの訪問者も迷って離脱してしまいます。
失敗事例
- 採用がメインなのに採用情報が小さくて見つけにくい
- ネット予約を増やしたいのに電話番号ばかりが目立つ
問題点
目的とユーザーの動線が合っていないと、効果的に誘導できず、貴重なチャンスを逃してしまう。
対策
- 目立たせたいボタンやリンクは大きく・シンプルに配置して分かりやすくする
- 「このページを見た人にどう動いてほしいか?」をはっきり設計する
まとめ:作って終わりにしないために
ホームページは作って終わりではなく、育てていくもの。
最初の設計や運用ルールをちょっと工夫するだけで、「見る人に届くホームページ」にぐっと近づきます。
もし「うちのホームページ、どうなんだろ…?」と気になる方は、お気軽にご相談ください。現状を一緒に見直して、ムダのない改善ポイントをお伝えすることも可能です。



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