お店や会社の設備投資。リースと買い取り、どちらが得?中小企業診断士がわかりやすく解説!

リースと買い取り、どちらが得 使える制度・経営ネタ
リースと買い取り、どちらが得

こんにちは。中小企業診断士のヒロです。

最近、お店を営んでいる方から、こんな相談を受けました。

「うち、エアコン古いしそろそろ替えたいんだけど…リースにした方がいいのかな?それとも買った方がいいのかな?」

この相談、実はめちゃくちゃ多いんです。
飲食店、美容室、整体院、物販のお店など、業種問わず「設備投資どうする問題」に直面する場面って、たくさんあります。

  • 「リースにすると月々の負担は軽いけど、結局高くつくんじゃない?」
  • 「買った方が得って聞くけど、現金が一気に減るのが怖い…」
  • 「会計的にどう処理するのかもよくわからない…」

…そんなふうに悩んでいる事業者さんに向けて、
「リースと買い取り、どっちがいいの?」という疑問に、診断士目線で答えていきます!


リースと買い取りの違いとは?

まずは基本的な違いをおさらいしておきましょう。

項目リース買い取り
所有権リース会社自社
初期費用原則不要(または少額)購入費用が必要
支払い方法月々の定額払い一括 or ローンなど
会計処理リース料はそのまま損金処理減価償却による損金処理
中途解約原則不可
(契約満了まで支払い)
自由
(ただし売却等の手続き必要)

「リースは“経費扱い”で手間なく処理できる」のが魅力。
一方、買い取りは“資産”になるから、減価償却して徐々に経費化していく仕組み。

この違い、地味だけど重要です!

リースのメリット・デメリット

じゃあまずは、「リースってどんなものだっけ?」を見ていきましょう。
経費として処理できたり、初期費用が抑えられたりと便利な反面、落とし穴もあるんです。

メリット

  • 初期費用を抑えられるため、資金繰りに余裕が持てる
  • 月額固定で予算が立てやすい
  • 一般的に全額損金処理できる(税務上の負担を平準化しやすい)
  • 機器の更新やメンテナンス付きの契約もある

デメリット

  • 資産にはならない(貸借対照表に載らない)
  • 総支払額は購入より高くなる傾向
  • 契約期間中の中途解約が難しい

ざっくりとまとめるとリースは初期費用なしで導入できて経費処理もラクだけれど、長期的には割高で途中解約もできないことが多かったりします。

買い取りのメリット・デメリット

「買い取りってリースより高くつくのでは?」

そう思ってしまう方もいらっしゃるかも知れませんが実際には割安になるケースが多いです。買い取りには“自分のモノにできる”っていう大きな魅力もあります。

実際はどうなの?ってところ、整理してみましょう!

メリット

  • 自社の資産となり、自由に使用・処分ができる
  • 長期間使えばトータルコストは抑えられる
  • 補助金や減税の対象になりやすい

デメリット

  • 購入時に多額の資金が必要
  • 修理やメンテナンス費用は自己負担

※買い取りであっても減価償却によって損金算入は可能です。税務処理上、即時ではないものの数年にわたって費用化することができます。


買い取りは最初にお金がかかるけれども、自由度が高くて長く使えばおトクになる場合も多いです!

診断士的アドバイス:こう選びましょう

結局は自社の状況によってリースか買い取りを決めるべきですが、以下にざっと目安をまとめてみましたので参考にしてみてくださいね。

リースがおすすめなケース

  • 開業直後や資金繰りに余裕がない場合
  • 短期間での入れ替えが想定される機器の場合(IT機器・POSなど)
  • 保守・修理対応、入れ替え対応もセットで済ませたい時

買い取りがおすすめなケース

  • 資産計上や補助金申請を視野に入れている
  • 長期間使用が前提(業務用冷蔵庫・エアコンなど)
  • 初期費用を出せるくらい、手元資金にある程度の余裕がある

補助金制度を使いたいなら買い取りを検討

たとえば「小規模事業者持続化補助金」など、店舗設備の導入や改装に使える補助制度があります。
リース契約が対象外となるケースもあるため、補助金を活用したい場合は「買い取り」一択となることも。

最後に:「資金の出方」と「使い方の自由度」が判断のカギ

リースと買い取り、どちらが正解かはお店の資金状況や経営方針によって変わりますし、最終的な判断は「自社の状況」に合わせてになります。

  • 現金を温存したいならリース
  • 長く使う設備であれば買い取り
  • 補助金を使うなら買い取りが有利

設備は導入して終わりではなく、維持費や更新時期も重要な要素です。迷ったときは、税理士さんや中小企業診断士に相談して自社にとってベストな選択を見つけてくださいね。

私として一番お伝えしたいのは、「高いか安いか」だけじゃなく、“資金の出方”と“使い方の自由度”をどうバランスとるかがポイント、ということ。

資金に余裕があるなら買い取りも◎ですね。逆に「今はキャッシュ残したい」という時期ならリースが助けになります。

究極にざっくり言うと「結局は“お財布と相談”」ってことなんですけどね(笑)

この記事が「今、ウチが大事にすべきことは何か?」を考えるヒントになればうれしいです!

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