SNSなんて無理にやらなくていい。でもやるなら“これだけ”で十分な話【中小企業・小規模事業者向け】

中小企業・小規模事業者にとってSNSは必要? IT・デジタル活用
中小企業・小規模事業者にとってSNSは必要?

こんにちは、中小企業診断士のヒロです。

最近はたくさんの事業者さんがSNSを活用されていますね。特に新規オープンするあっちのお店、そっちのお店、みんな活用しているみたいです。

昔からやっているウチのお店は始めなくても良いのかな?そんなふうにふと考えてしまうこと、あると想います。

はじめに:SNSって、やらなきゃダメ?

「SNSってやったほうがいいのかな。でも苦手だし、何をどうすればいいかわからない」

そう感じている小規模事業者の方、多いと思います。実際、日々の仕事で忙しいなかSNSの投稿やコメント対応まで手が回らないのが現実です。

結論から言うと、SNSは無理にやらなくても大丈夫です。

やらないことでお客さんが離れるとか、売上が落ちるわけではありません。

ただし、「やるならこれぐらいでいいよ」という指針があると、少し気が楽になるかもしれませんよね。

この記事では、そんな方向けに「SNSをやる・やらない」の判断基準と、やるならどれが合っているか?をできるだけシンプルに紹介します。

SNS、本当に必要なの?

まず知っておいてほしいのは、SNSは魔法の集客ツールではないということ。

「やればバズって、お客さんがどんどん来る」みたいなイメージは、一部の例外です。

むしろ、続かないSNSアカウントが中途半端に残っている方が「この店、大丈夫かな?」と不安を与えることも。

そして、SNSに時間を取られて、本業(接客・商品・対応)がおろそかになるのは本末転倒です。

大事なのは、

「SNSをやるかどうか」ではなく、「自分たちにとって必要かどうか」。

無理に始める必要はありません。

それでも「やるなら」どう選べばいい?

とはいえ、「少しだけやってみたい」「どれが自分のところに合うのか知りたい」という方もいるはず。

そんな方のために、業態ごとに“やるならこれ”というSNSを挙げてみます。

若い人向けの商売(美容室・カフェ・雑貨など)

若い人向けという視点ではInstagramから検討してみてはいかがでしょうか?写真をメインで投稿できるので、雰囲気が伝わりやすく、若い世代とも相性◎

地域のお客さんとつながりたい(飲食店・整体・塾など)

地域のお客さん、特に常連さんとつながっておきたい場合はLINE公式アカウントがおすすめです。来店のお知らせや予約対応に便利。再来店やクーポン配布に強いです。

でも、無料アカウントでは出来ることの範囲が限られているという点は気をつけなければなりません。

LINE公式アカウントについては下記↓の記事でまとめておりますので併せて確認してみてくださいね。

とりあえず信用をつけたい(士業・工務店など)

お客さまからの信用を得たいという場合はGoogleビジネスプロフィール(Googleマップに出る企業情報)とホームページでいかがでしょうか。

SNSよりも検索で見つけてもらいやすいですし名刺からアクセスされることも。このケースでは更新も少なくてOKなので手間があまり掛かりません。

職人・専門性で差別化したい(製造・技術職・こだわりの商売)

これは少しチャレンジな内容となりますがYouTubeもしくはブログが向いています。技術やこだわりを「見せる」「語る」スタイルが向いていますね。

ただし、定期的な更新が必要で特にYouTubeの場合は動画の撮影から編集まで手間が多く掛かります。本業の片手間で出来るレベルではなくなりますので戦略的に採用するなど覚悟が必要となります。ブログの場合はYouTubeほどではありませんが、それでもやっぱり手間は掛かります。その点は十分に理解した上でチャレンジするならば大きな一歩になるかも知れませんね。

SNS選びチャート(中小企業・小規模事業者・個人事業主向け)

Q1. 「SNS、別にやりたくない…」

やらなくてOK!(無理にする必要はありません。もしあるのならばホームページ、もしくはGoogleマップだけでも最低限整えておけばOKです)

Q2. 「ちょっとだけならやってみたい」

「誰とつながりたいのか?」これを明確にしてからどのSNSを選択するのか?決めていきましょう。

ターゲット層相性の良いツール補足ポイント
地元の常連さん・リピーターLINE公式アカウントクーポン・予約・お知らせで関係性を深めやすい
若いお客さん・新しい層Instagram写真・ストーリーズで雰囲気を伝えやすい。拡散力も◎
検索されたい・ビジネス系Googleビジネスプロフィール(Googleマップ)とホームページ地図・営業時間・メニュー表示で新規集客。信頼性アップにもつながる
職人・専門性で差別化したい人YouTubeまたはブログノウハウ・技術・こだわりを深く伝えられる。専門性でファン化しやすい

Q3. 「どんな発信なら苦じゃなく続けられそう?」

こっちは「誰に届けるか」じゃなくて「自分が続けやすい・得意なスタイル」基準になります。
Q2の表とセットで、「続けられる×効果的な発信」を自分のなかで整理してみましょう

自分の得意なこと・スタイル相性の良いツール補足ポイント
写真や店の雰囲気を出すのが好きInstagramビジュアルで伝えるのに最適。ストーリーズやリールも活用しやすい。
お知らせや割引などをサクッと伝えたいLINE公式アカウント即時性が高く、常連さんとの関係づくりにぴったり。開封率も高め。
文章でじっくり考えや思いを伝えるのが得意ブログ / noteストーリー性や専門性、想いを深く伝えられる。Google検索にも強い。
喋ったり映像で伝えるのが得意YouTube人柄や空気感が伝わりやすい。技術・こだわりを“見せる”のにぴったり。

補足:X(旧Twitter)は入れてない理由

X(旧Twitter)は今も影響力のあるSNSですが、以下の理由であえて今回の選択対象には含めていません。

  • 投稿の寿命が短く、継続が前提になる
  • 面白さや即時性が求められる
  • 炎上や誤解のリスクもゼロではない
  • 地元密着ビジネスとの相性はそんなに良くない

ただし、文章の発信が好きだったり、業界内のつながりを持ちたい人には向いていることもあります。

「向いてる人が使えば強力な武器」ではあるので、余裕があれば検討してみても良いでしょう。それくらいの感覚でOKです。

SNSは“営業ツール”というより“名刺代わり”くらいに考えて

SNSを「集客の切り札」と考えるとプレッシャーになります。でも「この会社(お店)って、ちゃんとやってるんだな」と思ってもらう“存在証明”と考えると、少し気が楽です。

毎日投稿しなくてもいい。たまにお知らせを載せるだけでも十分です。「更新止まってる=やめた?」と思われない程度でOKです。

ポイントは、“やめないペース”で続けられる方法を選ぶことです。

まとめ:やらなくてもいい。でもやるならとりあえず“1つだけ”で十分

最後にもう一度まとめます。SNSは必ずしも必要ではありません。無理にやる必要はありません。

でも、「やってみようかな」と思うなら、自分たちに合うものを1つだけ選べば十分です。効果を焦らず、長くゆるく続けられるやり方が一番です。

「SNSでバズる」より、「ちゃんと仕事をしてる」ことの方がずっと価値があります。

もしやるなら、「誰に、何を、どう見せたいか?」をシンプルに考えて、無理のないスタートを切ってみてください。

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